花こまの旅日記、でも時々おきなわ

民族歌舞団花こまの公演先での思いのままの感じた事をブログでつづります。沖縄滞在中はその様子もお知らせ致します!

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伝統芸能

侮るなかれ保育園!

通常、何か問題が起こると、園長先生をトップに何かしら動きがあるのですが、こちらの園では、どうも担任の先生方の動きが違うんです。あらかじめ決めた事を進めている様子は分かるんですが、事あるごとに常に先生同士が話し合い、相談して、その場その場の状況に応じて、判断して行動している様子が目に留まります。そんな様子が子ども達にも伝わるのでしょう、知っている子ども達の雰囲気とはどこか違います。でも、獅子舞で怖がる子ども達の反応は一緒です!また、泣き叫ぶ子ども達が辛抱して頭を噛んで貰った時の先生方のリアクションも最高!餅つきの盛り上がりも最高!様々な指導方法があるんですね!侮るなかれ保育園!
演目:水口囃子、秋田大黒舞、寿獅子、もちつきばやし




伝統芸能

どうして感動したんだろうか?そういう答えが出ない感動ってありますよね。目を真っ赤にして、涙を一杯溜めて、詳しく感想を伺う時間もありませんでしたが、職員の方から、「本当に喜んでおられましたよ!」と、感謝のコメントが。そういうレベルを下げずに、今ある作品、新しい作品で感動して頂けるように、1公演1公演を大切に、お客さんに真摯に向き合い、一層自分達を磨いていく事なのかなと思いました。時節柄の時期だからこそ流れて来る伝統音楽はありますが、時期が過ぎれば、やがて西洋音楽が街中に溢れ出します。マイノリティーという言葉がありますが、本当に身に染みてそう実感致します。
演目:水口囃子、寿獅子、南京玉すだれ




伝統芸能

怖いと感じる彼の感性

「怖い、怖い」太鼓の演奏が始まると同時に泣き出す園児がいました。確かに、人間の持てる最高を神に捧げ、無病息災や五穀豊穣などの願いを聞き入れてもらうという、これまでの「芸能」の果たしてきた役割が、どこかおどろおどろしい雰囲気を持っているのも否めません。どうやら彼の体の中にあるそんな遺伝子を刺激してしまったようです。なぜ怖かったのか?彼は知る由もありませんが、きっとこういう世界に敏感な感性を持っているようです。彼にはぜひ伝統芸能後継者の道を歩んでもらいたいものです。
演目:水口囃子、寿獅子、南京玉すだれ、もちつきばやし




伝統芸能

窓越しに見えるその風景の移ろいから、季節を感じられるというものですが、利用者の皆さんにとっては、私達の日常生活ほどの刺激がそれほどあるとも思えません。職員の皆さんによる、飾り付けの工夫が至る所で目を引きます。「今年も元気に無病息災で過ごしましょう!」そう感じる縁起のいい楽しいひと時を!そう、仲間の皆さんと一緒に感じて頂きたいと、渾身の力を振り絞って上演させて頂きました!涙を流して喜んでおられる姿を見つけると、職員の皆さんと一緒に「やったー!」を共有!自由に屋外散歩などできない皆さんに、ささやかながらのプレゼントになりましたでしょうか?
演目:「寿獅子、もちつきばやし」を2か所で上演



伝統芸能

身に余る幸せ!

通常、搬入に台車を使うのですが、こちらの施設、ストレッチャーを貸して下さいます。やたら道具の多い私達。台車だと何台も必要な所、このストレッチャー1台で台車3台分の役目を果たしてくれます!人を搬送するものなのに、荷物を載せてもいいのだろうかと当初戸惑う気持ちもありましたが、今では当たり前のように使わせて頂いております。今時使わなくなった古いものを利用しているのだと思っています。「獅子舞と餅つきは必ず演目に入れてね!」施設長さんからの熱いラブコール。「縁起のいいものを細く長くやって行きたいの!来年も、さ来年も、ず~とお願いね!花こまさんもお体大切にね!」もう15年以上も通い続けているのに、まだそう言って下さるのです!
演目:水口囃子、寿獅子、そーらん節、もちつきばやし



伝統芸能

こちらの施設、伺い始めてからもう4年が経ちます。会場にある備え付け家具のレイアウトにも原因があったのですが、毎年位置的に見づらい方が出てしまい、その都度改善を重ねてきました。今年やっとほぼ皆さんの見やすい舞台設定になったように思います。担当して下さる職員の方々の情熱のお蔭です。とりもなおさず、利用者の皆さんに気持ちよく楽しんで頂きたいという思いがあるからこそです。私達も先輩から、「良い公演、成立する公演をつくるには、公演内容はもとより、会場に集まったお客さんが楽しめるそんな客席作りもとても大切だよ」と教えて頂きました。先輩の言葉今も生きています!ありがとうございました!
演目:寿獅子、もちつきばやし



伝統芸能

次の関心は三味線?

今年は、近場に出掛けようという気分なのでしょうか?例年になくたくさんの人々で賑わいました!特に、三味線に注視する子ども達の視線が印象的でした!そう、実に珍しい!餅が配られている列に並び、必ず貰えるんだという安心感の中、何気なく次に関心を寄せたのが、三味線でした!どんな思いで見つめてくれたのでしょうか?こちらは「将来、きっと三味線を弾いてね!」という「弾いてねビーム」を発しながら演奏を続けました!真近で、三味線の音色、実物など目にする機会など普段ないでしょうから、音楽の時間に「僕、三味線の本物見た事ある!」ときっと発言してくれる事でしょう!「どんな風に感じましたか?」と先生に聞かれて、一体どんな感想を語ってくれるのでしょうか?
演目:もちつきばやし×3回



伝統芸能

こちらは何とも素敵な劇場です!この劇場、主催者家族、そしてそのお友だち家族と共にこれまで歩んで来ました。いつもは、農業倉庫として、農業研修の場として活用されていますが、いざ、花こま公演が決まると、家族総出でお客さんを迎える準備が始まります。かたずけから掃除、雑巾がけ。そしてお客さんは、皆さん順次車に乗り合わせて、決まって笑顔でやって来られます。まだ、当時小さかった皆さんが、今では身長も高くなり中学生と言うから驚きです!さしずめ花こま同窓会です。一応、公演を鑑賞しては頂くのですが、搗きたての美味しいお餅を頬張りながら、その味と旨さで一年振りの再会を実感する訳です。今日は、新しい家族もおいで下さいました!何と!インドからのお客さんです!「楽しかったです!」という流暢な日本語と共に、依頼のあった娘さんとの写真にも一緒に納まりました!
演目:寿獅子、そーらん節、南京玉すだれ、もちつきばやし




伝統芸能

「利用者の方のこんな素敵な笑顔、久しぶりです!中々見る事などできません!」職員の方が興奮気味にお話し下さいました!「花こま」は一体どんな芸能をするのか?担当者の方も公演直前まで利用者の皆さんには秘密にしていました。いわゆる、「サプライズ」なのでした!テレビでは見た記憶があるけれども、目の前で実際に見る事など無かったので、それは皆さん喜んで下さいました!車人形でお礼のご挨拶に廻ると、「可愛いね!可愛いね!」と人形をギュッと抱きしめて下さり、表情ひとつ変えなかったおじいちゃんおばあちゃんが顔をくちゃくちゃにして、大きく口を開けて喜んでご挨拶に応じて下さる姿が印象的でした!なるほど、職員の方が言われた言葉はやはり事実だったんですね!時間と共に実感が湧いてまいりました。本当にお世話になりました!「皆さん!どうぞ!ちゃ~がんじゅ、してくださいね~!」
演目:寿獅子、秋田大黒舞、南京玉すだれ、車人形



伝統芸能

私達が到着すると、皆さん会場で「カラオケ」を楽しんでおられました。準備をしながら伺っていると、本当にお好きなんだなと言うのが良く分かります。私たちの公演なんか別に無くてもいいじゃないかと思うくらい、本当に楽しそうでした。でも仕事ですので、そういう訳にも行きません。ところが、公演が始まり、演目が進んで行くうちに、「カラオケ」では感じられなかった皆さんの印象が、こちらに伝わって来ました。何か雰囲気が全然違います。勿論「カラオケ」も楽しい訳ですが、何か別の「楽しい!」という感覚が皆さんの中にあるのが良く分かります。職員の皆さんも含めて、満足されている様子も、よく伝わってまいりました。上手く言葉で言い表せませんが、やって良かったんです!
演目:寿獅子、そーらん節、南京玉すだれ、車人形



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プロフィール
てぃーだ花こま
てぃーだ花こま
心おどる伝統芸能を、皆さまのもとへ!の合言葉に、
「花こま」の伝統芸能を沖縄各地で上演。
身近に触れる機会がめっきり減ってしまった伝統芸能。
そこには、子ども達から大人まで、
三世代が一緒になって楽しめる人の輪があります!
古臭くもなく、縁遠くもなく、心躍る時間がそこにはあります!
先人が愛してきた世界へ、さあ、参りましょう!
公演先で感じたい事を心のままに、
綴ってまいります。

民族歌舞団 花こま
兵庫県姫路市を拠点に活動中
1987年結成